特別展示 粒子との出会い
様々な分野で活動している美術作家たちが「粒子」をテーマに制作した作品を展示します。直径300ミリのディスクと回転装置を用い作家独自の解釈で小品を制作します。普段あまり扱わない砂や粒子と出会うことで生まれるインスピレーションをカタチにするものです。
象景 2 ー「粒子遠近法」
渡辺明節氏の作品「砂」装置がつくる「安息角」と、日本画「岩流し技法」の岩絵具粒子がつくる「安息角」の関係性を、絵画とのコラボレーションにおいて試みた「粒子遠近法」のインスタレーション。
小滝 雅道
画家。 |
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【略歴】 | |
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1989 | 東京藝術大学博士修了 |
1997 | 第14回山種美術館賞展 |
2006 | 第3回東山魁夷記念日経日本画大賞展 |
個展、グループ展多数開催 |
伊藤 信明
造形作家。 |
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【略歴】 | |
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1986 | 東京藝術大学大学院修了 |
在学中から造形の仕事に関わり近年は個展を中心に活動 |
時間と光の交錯するところ
私は表現の多くに「鉄」を使っています。錆びて、やがて土に帰る「鉄」。死んで土に帰る人のようで、金属なのに親近感があるからです。
今回の作品は、土から出てきた「鉄」の生き様や朽ち行くはかなさに、粒子の流れる時間性や光の演出を意識して制作いたしました。
日比 淳史
金属(特に鉄の朽ちる姿)の作品を主に制作。 |
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【略歴】 | |
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1993 | 東京藝術大学大学院修了 |
1993~ | NHKなどメディア参加、インテリア、店舗アートワークなど初める |
URL | atcave.jp |
個展、グループ展多数開催 |
砂人
形を造っては壊れていく砂を見ていると思わず"時"を忘れてしまいます。思い返すと、そのとき“時”の“カタチ”に出会っていた自分がいました。そんな“時”の中に棲んでいる砂人(SAJIN)を表現してみました。